典型的大学生
全てのテストが終わり、突発で花火をして、夏休みに入ったばかりの夜、
日が変わる頃に突然幼少時代からの親友に誘われドライブに。
何年も会っていなかったのでホイホイと付いて行き、ヤビツ峠に連れて行かれる。
車好きの彼は、久々に会ったにも関わらず車の話で熱弁を繰り広げ、
最近あった事の話をすることもなく、自分の事も深く突っ込まれることもなく
相変わらず彼らしかった。
今までの彼の勢いに任せる性格と、実際にやっている事を考えて凄く不安にもなったけど、
社会人にもなった今の彼の話は凄く説得力があって、長らく会ってない間に色んな経験をして変わっていた。もちろん車の経験。
それでも昔から相変わらずの自信家で、やはり運転に対する自信や自慢も相当だった。
でも実際の能力が、それに見合うものだったのがなんとも彼らしくなかった。
この辺で夜に峠にいくのは初めてのこと。
ただ運転するだけだと思ってたから、綺麗な所に連れて行ってくれるとは思わなかった。天気が良いともっと綺麗らしい。