2度目のフィルム現像
昨年から残っていたフィルムを一気に現像した。5本で2400円。
先輩から教えてもらった、オークションにある低価格な現像サービスを利用した。
それでも自分の写真にそれほどの値段を払う価値があるとは思えない。
フィルムカメラの撮った時の感覚と、うまく当たった時の喜びと写真の独特さはデジタルにはないもので、やめる気にはなれないが、フィルム代も入れて1枚50円近くしている事を考えるとちょっと気後れしてしまう。
正直インデックスを見て、写真そのものの質に凄くがっかりした。(現像の室は良かった!)
まず露出の感覚が欠如していた。
普段からデジタルで、カメラ内蔵露出計を使っていれば、こうなるのはある意味当然のこと。
使用してるKXは中央重点測光なので、その辺も自分で推測しながら設定しなければならない。露出は編集でもどうにもならないので、外した時の損失が大きい。
意外とラチチュードが狭いフィルムだった。
ピントも予想以上に酷かった。F1.4だからか、レンズが古いからかはよく分からないが、合したつもりでも全然外れてたりする。酷い。
スマホで生ぬるいティルトシフトのアプリでも使ったような有様。
それと、デジタルの感覚で撮ってると見事な駄作が出来上がる。一応配慮したつもりではいたものの、意外とつまらないのが多かった。
色かぶりも起きる。逆光のせいかも。
飽和もあった。フィルムがよくないかも。
今回使ったのはKodakのProfoto XL 100と、efiniti(富士フイルム) UXi super 200、トライXだった。
カラーはどちらも日本進出していない物で、どちらも特徴が強い。
トライXは思ってたよりもハイキー・ローコントラストに出てしまった。人物とかで無ければもう少しアンダーでも良かったかもしれない。
フィルムを定期的にやると破産するので、ほそぼそと続けて行きたい。